(続)用語見直しを考える

近鉄-ソフトバンク-オリックス(Bs)で活躍した大村選手。その応援歌がことし渡部遼人選手に継承されました。ところが歌詞が一部変更されたんですな。

(前奏で)鍛え上げられたその足で踏みだせ核弾頭→踏み出せ今ここで

もうこれだけで前回からの一連のテーマお分かりですね。主に長打力のある一番打者を「核弾頭」と表現していたのですが、それも今ではアカンのか。過去にはもっとヤバい歌詞の選手もいます

佐々木誠(南海・ダイエー‐西武-阪神)

南海:打て佐々木 ホームラン 打て我らの 核弾頭
西武:火を噴くバット 嵐のミサイル弾 逆転一打だ追撃だ ライトスタンドに空爆だ
   ホームランホームラン 佐々木

どっちの球団でももうこんなの演奏禁止じゃないですかw そのほか野球史でこれまたヤバい命名されたものは山ほどあります

・初回セリーグ覇者(50年)松竹ロビンス:水爆打線
・同じく戦後の阪神:ダイナマイト打線
・60年代の大毎オリオンズ~70年代ロッテ:ミサイル打線
・98,99年のベイスターズ:マシンガン打線

これも後世で野球史を語るうえで配慮されちゃうのでしょうか。水爆なんか日本が原爆を落とされたわずか5年後の命名です。マシンガンだって薬師丸ひろ子がダダダダッと撃ったらカイカンになるわけです。

件の高校が東日本大震災で甚大な被害を受け、彼らは幼いながらに非常にセンシティブな経験をして、死とか殺とかいう言葉を避けたい気持ちもわかります。ただ言葉って遠ざけて置き換えるだけでいいのかって気もするんですよね。


もう一つ野球伝来150年の歴史を経て日本語に定着した野球用語がそんなに変わるのか。あるいは原語そのままにしちゃうのか。そもそもベースボールが「野球」と訳されていることにワシはロマンを覚えます

幕末から明治にかけて戦争戦闘が身近にあった時代。どうしてもその系の言葉になるのは仕方ないのかな。ショートストップが遊撃手と訳されたのも今こそ当たり前のように理解できますが、もともとは戦闘の形式からです。

そんな先人の苦労をあっさりと耳障りの良い安全な言葉に置き換えるだけでいいのか。今の日本人主義主張、特に戦争回避の手段に違いはあれど、「戦争はしたくない、家族を戦場に送りたくない」ってのはほぼみんなの願いなんじゃないですかね。なのでこの活動自体冷めた目で見ちゃうかな、というのがワシなりの結論。


とここまでが前段で実はやりたいことがここから。野球用語って日常生活やら文章やらドラマやらやたら比喩的に出てくるじゃないですか。他スポーツを下げる意図はないですが、それだけ野球が日本の文化に浸透している証拠だと思います。ここをちょっと掘ってみようかなと。

具体的には野球用語が出てきたものを紹介して考察する。主に書籍中心になるのかな。

コメント

  1. おでんたいやき より:

    過去の用語も遡らないと言葉狩りを生業にしている方々はネタが尽き始めてるんでしょうね。

    オリックスも「ブルーウェーブ」のままだったら東日本の津波で想像豊かな方々にカモられて勝手に炎上させられていたんじゃ?と思いました。

  2. 白猫1982 白猫1982 より:

    この年になるとあまり変えてもらいたくなく平穏にこのままで置いといてほしいかなと
    特に書き言葉は

    書いてて思いだしたんですが、現代野球で抑えを「クローザー」と呼ばれる書かれるのは違和感ありませんが、過去にさかのぼって「クローザー」はものすごく違和感ありますね。

    あと最優秀救援とセーブ王(最多セーブ)の使い分け。昔は前者がタイトルでしたし、そもそも対象者が違うことも。

Back to top