
多分今年最後の野球観戦は東京に出て神宮で六大学野球を観戦。時期が時期だしドラフト候補を視察、みたいな高尚な目的もなく、ただ野球が見たいだけですよ。そもそもこんな立派な大学と関係ないですし。

快晴の青空。暑くもなく寒くもない最適な気候。外苑の杜から見える高層ビルがメトロポリタンぽくて最高。レフト後方にはクレーンも多数建って、いよいよ神宮外苑再開発の第一歩・秩父宮ラグビー場の移転新設が始まる。


試合開始前。変なキャラが出てきた。東京消防庁キャラクター「キュータ君」 ライバルというべき警視庁キャラ「ピーポ君」とは某人気警察ドラマのせいで知名度に格段の差がついてますが、こちらも頑張ってますよ。
始球式ではかなりの速球を投げて、ビジョンに映った球速は…119キロ。ひどい茶番を見た。

さてここまでのリーグ戦状況をざっと説明。開幕から3カード連続で勝ち点をとった慶應が首位。勝ち点を1つ落としている明治早稲田が後を追う。勝ち点を2つ落とした法政立教は優勝戦線から脱落。東大は安定の全敗で最下位。
慶應が今日からの明治戦で勝ち点を挙げればほぼ8割方優勝だろう。

大学野球(六大学)の見どころといえば、プレーとともに華やかな応援だろう。どの大学もオリジナルの応援曲を奏でスタンドを盛り上げる。高校野球やプロ野球、社会人野球でもおなじみの応援風景ではあるが、大学の応援は個人テーマというよりはチームの応援曲を「イントロ」や「つなぎ」を挟んで次々と曲をつないで演奏し、攻撃の流れにあわせて応援も変化していく。そしてチャンスを迎えると演奏は迫力ある「大チャンステーマ」に移行。応援席だけでなく観客席全体を巻き込みながらスタンドの熱気は最高潮に達する。
中でも慶應の応援イントロ曲となる「シリウス」がかっこいい。わずか十数秒のイントロでスタンド全体を一気に攻撃モードに持っていく同曲はファンの間で非常に評判が高い。慶應義塾高校が甲子園に出場した際にもたびたび演奏されるため、高校野球ファンにも耳なじみがあるだろう。
その慶應、早速初回1死から二番小原が二塁打で出塁。さてさっそくシリウスが始まるかと思いきや、ジャーンとでっかい銅鑼の音がスタンドに響き渡る。そっか今日は明治戦か
聞くところによると明治との相性が悪かった慶應が明治戦専用の応援曲を作曲。曲名は流れ(風)を変える故事にちなんで諸葛孔明から「孔明」と名付けたとのこと。中華の人なので中華風に銅鑼の音もアレンジ。

故事にちなまずもっと単純に明治に抗う→抗明→孔明と言う説も
※諸説あります
野球応援で銅鑼の音というのも珍しく、これもなかなか格好いいね
序盤から両軍打線が調子よく点を取り合う打撃戦。両先発も5回までにマウンドを降り、継投勝負の終盤戦へ。
5-5でで迎えた7回表。慶應は連続四球で無死一二塁の勝ち越しのチャンス。ここで二塁けん制、それも刺す気はないただの様子見&ワンテンポ入れるけん制が二塁に入った遊撃の頭をポーンと越える。労せず走者が二三塁に進塁。ここで6番林のタイムリーで慶應2点勝ち越し。
8回表も2四球1安打で無死満塁。ここで連続三振を取りあと一人まで明治はこぎつけたが、8番吉開にダメ押し点となる2点打を浴び、これで勝負あった。
7回8回の失点シーンでもわかるように、5人つぎ込んだ明治投手陣は10四死球を出す乱調で終盤突き放された。勝った慶應も4人つぎ込んで7四死球と決して褒められたもんではないですが。後日ソフトバンクに3位指名された渡辺も4回死球からの3連続四球さらに連続タイムリーと崩れ修正が利かなかった。故障も経験しているだけに、入団後はまずケガの治療、次いでじっくり一軍で通用する投球の習得と時間かけて一軍に行けるといいかな。
大学野球で出てくるピッチャーで3番手以降にいいピッチャーなんて揃えられないだろ、と思うのですが今やどの大学も7~11人もリーグ戦で登板させてるんですな。学生野球(教育の一環)なんだから一人でも多く神宮のマウンドに立てるのはある意味いいことだとは思うのです。でも大学野球は土曜先発のエース、日曜先発の二番手、リリーフエースがいれば一応試合廻るんじゃない。そう考えると、11人も登板させながらレベルの底上げはなかなか難しいなあと感じた。



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