湘南モノレール #2

乗車する前に(鉄道に対する)モノレールのメリット、デメリットを整理しておこう。

ポイント
メリット・急こう配、急曲線でも敷設できる
・道路上でも敷設できる
デメリット・速度が出ない
・長編成が組めない
・輸送量に対して建設費が割高

まあ鉄道ではとても路線を引けないような難所に敷設することはできるが、鉄道並みの輸送力・速度は期待できず。かといってそんなに建設費も割安でもないという交通モードであると言えよう。(結局地方交通の最適解はバスなのです、って話になるが今度は運転手の要員問題になってくるんだなあ

この湘南モノレールは大船~江の島間の丘陵をグイグイ超えていくことはできるし、もともとある道路の上にモノレールの線路桁を敷設できたという事情がある。

あともう一つ、モノレールには二種類の規格があって
 ・レールにぶら下がる形(懸垂式):三菱
 ・レールに跨る形(胡座式):日立
この懸垂式のデモンストレーションみたいな形で建設されたという側面もある。

しろねこ
しろねこ

まあ能書きはさておき、カメさん、われわれもその湘南モノレールに乗ってみようじゃないか(十津川警部@三橋達也風)

車内はこんな感じのボックスシートなので車窓も見やすい。

こんな急こう配もグイグイ登っていきます。急こう配、急カーブ、まさしくこれは「大人のジェットコースター」(マジでここと羽田モノレールは乗り物として面白いのでおススメです)

線路と違いより高所を走るので、こんな感じで家の軒先にも近すぎる。これは住んでる方はちょっとたまったもんじゃない笑 沿線はおおむね住宅化完了。起点の大船駅近くの三菱重工の工場がいくつか移転したので、その空き地を元に再開発を進めているといった状況。

東海道線で大船駅を通る時いつも眺める大仏が見えると終点大船。所要時間14分ながら起伏にとんだ楽しい車窓でした。

東京から東海道線で大船まで43分。プラスモノレール全線の所要時間は14分。乗り換えと待ち時間を10分としたら、だいたい67分。もう一回東海道線の所要時間を眺めると、だいたい二宮(67分)と時間距離では同等ということになろう。

東海道線のボリュームゾーンは茅ケ崎(55分)、平塚(60分)といったところ。あるいは終電時刻で見ると大船23:50発は東京23:02からの接続。これも平塚だと東京23:54。この辺の利便性の差で住宅価格もお値打ち感がでているのかな…


これで午前中の時間つぶし終了。また雑踏の平塚に戻って、今度はバスで球場へ。

コメント

PAGE TOP