今回(25年4月)の東京行きは新潟9:13発のとき312号で出発。何となく時間が合いそうな列車にしたのではなく、わざわざこの「とき312号」にしたのは、この停車駅。新潟を出ると次は大宮。そして終点東京。所要時間は1時間31分。

スクロールの最後を撮ったのではなく、これしか表示されない。

標準的な上越新幹線「とき」の停車駅は東京、上野、大宮、高崎、上毛高原、越後湯沢、浦佐、長岡、燕三条、新潟。要は高崎から各駅停車。これで所要時間2時間をちょっと超えるぐらい。ふざけたものになると東京を出ると各駅に延々と停まっていくのもある。それでも上越新幹線同士の追い抜きはないので、真っ先に出る「とき」に乗っていくしかない。
東北新幹線でいうところの「はやぶさ」、北陸でいうところの「かがやき」みたいな速達列車が毎時間欲しいところだが、上越新幹線の利用者数がそれを許さないのだろう。例えば東京-大宮-長岡-新潟の速達と各駅停車を1時間に1本づつ設定して、2本の列車がきちんと埋まるか? 埋まらないから各駅停車が1時間に1本になっちゃうんだろうなあ… それに多少遅かろうが東京新潟間にスピードで競合する交通機関はない。
これがはやぶさだと仙台の先に盛岡、青森、函館(ついでにくっついてるこまちで秋田)、かがやきだと長野の先に富山、金沢、福井。全部足すと新潟よりもはるかに多い利用者、さらに飛行機との競合があるので速達列車が成り立っている。
結局新潟が新潟の位置にあるのが悪いんだよ、みたいなよくわけのわからない結論になってしまう。

これだけ早くて便利な列車に新潟駅の利用者だけ乗せるのももったいなく、酒田6:59発のいなほ4号も接続。5番線に列車が到着するときだけ階段を上り下りせずホームの移動だけで乗り換えられる。ただ庄内空港7:10発の羽田行きは羽田着8:15。この列車の東京着が10:44。これだけ時間差がつくと、酒田鶴岡の庄内地方はほぼ飛行機に取られてるんだろうなあ… (東京庄内の交通シェアは飛行機8:鉄道2、ないしは飛行機7:鉄道2:車1だそうです)

新潟駅を出て、街並みを眺めながら信濃川を渡った黒埼あたりでだいたい弁当を食べ始める。角田弥彦を眺めて燕三条を通過、パクパク弁当を食べているうちに長岡まで通過してしまった。これは早い。

弁当を食べ終わったら居眠り開始。起きたころにはもう大宮着。ここまで1時間ちょっと。このスピードはちょっとクセになるね。もう一ついいのは新潟を出た時点で空席が確定すること。もうこの先隣に誰も座ってくることはないのです。
じゃあ上京はいつもこの列車にすればいいじゃん、とお思いかもしれませんがちょっと時間が遅いのがなあ… 始発の新幹線だと東京着は8時ちょっとすぎ。これだともう11時近く。この3時間でもう一つ何かできると思うと、なかなか踏ん切りがつきません。
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