八高線の旅

さて今シーズンの旅行記もちょこちょこ書いていきます。
ある程度続き物で読んでもらいたいな、という旅行記はシーズンオフにまとめて
移動と観戦の合間のこま切れ状態の旅行記をシーズン中に合間を見ながら、といった感じで進めていければと思います。

今年からオイシックス応援遠征を始めて悩みどころが一つ。

移動と球場と宿。これだけでほぼスケジュールが埋まってしまうのだ。

例えば一泊二日、試合はいずれもデーゲームという場合。
午後の一番いい時間帯が試合でまず埋まる。
初日の朝と二日目の夕方は移動。
夜にひとり街に繰り出すほどお酒が好きでもないし。
結局いわゆる「旅」的なものに費やせるのが午前中の数時間しかない。

昨年までのワシは旅にスポーツ観戦を組み込んでも、だいたい二日で1試合、ないしは三日で1試合か2試合くらいの割合でむしろ観光の方が多かった。そもそもNPBの一軍だとナイターを見ることが多いので昼間は丸々空き時間になるのだ。

しろねこ
しろねこ

まあそれはそれでワシが望んで、行きたい時、行きたいとこ、観たいもの、に行ってるんだからしゃあないわな。このリズムに慣れないと

というわけで今回はベルーナ開幕戦の行き。13時開始なのでもっと遅く出ても良いのだが、とりあえず始発で出発。最寄り駅では真っ暗だった空も、終着新潟付近では明けて信濃川を渡る。

本日開業の上所駅。上り吉田行きの後の2番列車ということになるが、ホームは乗る、降りる、撮影するファンでいっぱい。

始発の新幹線を高崎で下車。今日はここから八高線経由でベルーナドームに向かう予定。八王子と高崎を結ぶローカル線。非電化で関東では珍しくディーゼルカーが走っている。

ちょうど前回の水戸~高崎北関東横断の旅の続き、関東平野の周縁をぐるっと回る形になる。

短い2両編成のディーゼルカーはホームの片隅に発着。

高崎駅は新潟や長野行きの特急が頻繁に発着していた往年の姿こそないが、今でも県内外各方面(数えたら7方面あった)に列車が行きかう、活気のあるジャンクションである。

電車とは違いエンジンがブルンブルン唸り、座席は昔ながらのボックスシート。旅の気分が高まってきた。さてそれでは出発進行。

これまたこの前の北関東横断の旅と変わりなく、いかにもな関東平野の田園地帯を行く。住宅も途切れることはない。

東京中心の思想だとみんながみんな東京に勤めて、こういう東京に向かわない路線の沿線というのはさぞや寂れていると思いがちだが、地元にも企業なり工場なり役所もあるし、日々の移動はクルマ。たまに東京行くときに最寄り駅に出て、どこかの乗換駅で東京行きに乗り換え。(ないしは東京まで直接クルマで向かう)

子供が高校、大学生ぐらいの時は通学で鉄道も使うが、徒歩圏に駅があればいいけど、なきゃないで自転車なり親が車で(駅まで)送迎。まあ新潟も関東近郊もたいして変わりがあるわけではない。

車窓風景で目立ったのは梅の花。最初はピンクの花を見て「わぁ関東はもう桜が咲いてるんだぁ」と思ったが、そんなわけがない。ちゃんと見ると梅じゃないか。さすがに桜と梅の見分けぐらいはできます。いずれにせよ山越えた関東はもう春。一方こっちは冬のぶり返しが怖くて、万一道路に積もったらヤダなといまだにタイヤ交換できない時期。この差はねえ… やっぱ理不尽。

路線としては八王子-高崎間なのだがここ高麗川から南は電化され、さらに高麗川から西に向かう川越線と直通して八王子-川越が(ちょうど国道16号と似た感じに)直通運転という形になる。ディーゼルカーはここで終点。このまま八王子に向かうとちょっと試合開始に遅れそうなので、八高線とはここまでとする。

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