25/6/29(日) オイシックス〇9-5楽天(ベーマガ) ベーマガ球場詰めかけた僕らをじいんとしびれさす

初めて行った南魚沼野球場(ベーマガスタジアム)はなかなか強烈な印象がありました。球場そのものの探訪記は別途書くとして、なんか人里離れた野球の桃源郷に行ってきたといった感じ。今日は試合そのものが素晴らしかったのでそこだけに絞った観戦記。

盆地特有のうだるような暑さ。照り付ける太陽。人工芝、スタンドの簡易舗装で焼け付く地面。なかなかのハードなコンディションである。

先発薮田もここまでずっとローテーションを守り続けているものの勝ち星(ここまで1勝)がついてこず、なかなか苦しい内容。今日も2点先行を許す展開。3回裏、走者を一人置いて知念がひっぱたいた打球はライトへ高々と上がる。飛距離は十分、後は切れるか切れないかだが、ポールのフェンス上から2枚目か3枚目に当たる大きなツーランで同点に追いつく。

追いついたのはいいが、2回裏無死満塁、3回も一死満塁も逃し、天候と相まってなかなか厳しい試合を予感させる。しかし、5回裏楽天二番手小孫にオイシックス打線が一気に牙をむいた。

先頭5番高山よく選んで四球で歩く。坂口もライト前で続き、園部の打球は右中間を深々と破って一走坂口まで返って4-3と逆転に成功。この園部の打席の前か後だったか、観戦に来ていた南魚沼の野球少年たちが見よう見まねでオイシックスの応援に加わった。この増援を得てスタンドの声量は一気に三倍に。

山田和も逆らわずに左中間を破って園部返って5-3。ここまで左打席で2打席凡退の藤原が右投手相手に右打席にあえて立ち(元が右打ちのスイッチヒッターで左打席がもうどうにもならんというくらい狂ってきてると、あえて左を捨てて元来の右打ちで対応することもあります)、これまた逆らわずにライト前に運んで6-3。3連続タイムリーに湧くオイシックスファン。今日は椅子席ではない平面で立ち応援しながら縦横無尽に移動して得点時の歓喜ルーティンをするから、この三連続タイムリーは(体に)堪らない。ある人は息切れ、ある人は水切れしちゃうわけです。その点子供たちは元気だなあ…

今日の攻撃はここでとどまらずに知念、大川にもタイムリーが飛び出す。一挙7点の猛攻。

しろねこ
しろねこ

1イニングでタイムリー5本。この猛攻はさすがに今まで見たことない。たまるかー©あんぱん

この回で試合を決めたオイシックス。薮田はこの暑い中7回まで投げ切り127球、被安打13,失点5のまさに粘投。粘投以外の何者でもない。あとは目黒・上村が締めて9-5。楽天三連戦を勝ち越しで飾った。土曜日の結果から思うに、勝さんはもうこの試合は薮田、目黒、上村だけで賄う。この3人ならさすがに9点取られることはないと腹をくくってたか。

・16安打、タイムリー5本の猛攻
・この暑い中みんなで頑張った一体感
・野球少年らの熱い応援

この辺の要素で思った以上にいい試合だったな、という印象です。これはワシが今年ここまで見てきた中、暫定ですが今季のベストゲームといってもいいかな。

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