
所用で上京した次の日。予定が空いたので今年最後の野球観戦。昨年も秋に六大学を観戦して、東大が慶應を破る番狂わせを目撃したが、ことしも面白いものが見られるか…

東大が初回に一点先制するも、その裏立教3番鈴木の2ランであっさり逆転。3回裏にもホームラン2本で加点され早くも1-4と劣勢に。
4回表1死1塁で打順は投手へ。まあセオリー通り代打を送り、代打小美野が二塁打。後続の内野ゴロでとりあえず1点返し2-4としたのだが、この代打策は果たして功を奏したのだろうか。
代打を送ったので当然投手は交代。この先は投手に打順が廻るごとに代打を送って、小刻みな継投を強いられるがそんなうまく投手が持ちこたえてくれるか? 案の定4回裏から3,4,1,5とボロボロに。プロとは違って大学野球で小刻みにつないで4番手5番手くらいにそんなすごい投手がいるのか? まして東大に。という懸念がズバリ当たってしまった。
やはり東大が勝つには序盤中盤にリードを奪い、相手の焦りを誘いながら… というパターンしか勝ち筋が見えないのが苦しい。
もう一点。この時期のアマチュア野球を見ると、気になるのはやはりドラフト候補と言われる選手。この試合だと立教の1番山形選手。3年まではちょろちょろと試合には出ていたがレギュラーにはなれず、この春レギュラーになるといきなりリーグ戦の三冠王。一躍注目を浴びるようになった。
今日も2本塁打を含む5-5と大暴れ。うーん、でも正直プロ入りできる選手かどうかはよくわかんないなあ。もっというと知念と比べてどっちがドラフトにかかるのかみたいなところ。
変則打撃フォームから安打を繰り出すのは知念と似ているが、実質今年一年だけ出てきた選手だし、5-5、2本塁打っつっても東大相手だし、なんで左翼守ってるんだとか(肩?)よくわからないところも多い。一方で知念よりも3学年若いってのは圧倒的な利点。
知念と同じ学年でという観点で、蛭間(西武)との現在地。
昨年のドラフトという観点で、早稲田の左打外野スラッガー吉納がようやく5位で指名されて今年の二軍成績(.223 5本)
そして今年のこの山形選手との比較。
もちろん実力以外にいろんな関係があって、その中でオイシックスはまだまだ存在感を発揮してないというか、立場的にまだまだなのもわかる。あるいはこのチームには失礼な指名(下位、育成)ができないと逆に縛りになることもある。それ以前にワシのような一プロ野球ファンの眼なんかそもそも節穴みたいなものだろう。
だから今年のドラフトは楽観せず、悲観せず、終わってからまあこんなもんか… みたいな感覚で臨もうかなと思います。
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