試合終了。時刻は16時くらい。普通なら日帰りで元来た道を帰るのだろうが、ちょっと、いや、かなり悩む。理由は久々の遠出で安全に帰れるか不安だから。
この時刻に出発すれば、おそらくというか確実に日が暮れる前に峠は越えてるはず。ただ試合が長引いたり、応援でかなりくたびれてしまった場合、無事に峠を越えられるか?
新潟で生まれ育ち、免許取得以来日々クルマに乗ってきた人なら「たかが4時間、113号くらいの峠なら全然大したことないよ」とお思いかもしれないが、そこがなかなか悩ましい。

ワシは埼玉育ちで、学生時代や20代半ばあたりまでは若さで体力勝負のドライブ旅もしたことがあるが、そこからはペーパーとサンデーの間くらいのドライバー。たまに帰省で3時間ほど高速を飛ばすくらい。新潟に戻ってここ数年また運転するようになりましたが、圧倒的に経験というかドライブの基礎体力みたいなのが不足していると実感。
この先お盆で弟一家を迎えるのに、無理して事故ったら後始末に時間かけるのも大変だろうし、無理せず一泊して明日明るい中帰ろう。宿も長井にほどほどの値段の宿を見つけたし。
というわけで今日はあと30キロほど、長井まで日が暮れる前にたどり着けばヨシの行程にしておいた。

最上川の雄大な流れを一枚もカメラに収めていないのはシャクなので、道の駅白鷹ヤナ公園でいったん休憩。18時ちょっと前長井の宿にたどり着き、初日の行程終了。
宿はやや街外れにあり、中心街に食事に行こうとしたらまたクルマ移動が必要。それも面倒だし、何よりお酒飲めないしなあ… ということで今日は近所のスーパーまで買い物行って済ますことにしました。


山形県長井市、縁もゆかりもない地方の街をまるで住民のごとくテクテク歩いてスーパーに向かう。こういう旅の方が有名観光地を巡るよりもワシは好きなんだなあ… もうこれは個人の好みとしか言いようがない。


スーパーおーばん、この地方のローカルスーパー。店頭にはなぜか力士の昇り。何だこれはと思ったら元琴ノ若(現佐渡ヶ嶽親方)と同社会長が同郷(山形県尾花沢市)ということでひいきにしており、引退後部屋持ちとなってからは部屋の後援会長を務めているという。所属力士が勝利や優勝した際はセールも行って、顧客にも還元しているとのこと。

このスーパーは精肉店発祥ということで、肉類を中心に夕食を買いそろえてきた。ひと汗流してからビールで乾杯。うーん実にウマー。せっかく旅に出たのにスーパーのお惣菜かよ、と言いたい方もおられようが、地域によって品ぞろえも違うし、もちろん味付けもスーパーごとに異なる。これはB級グルメのさらに下を行くC級グルメといっていいのではなかろうか…

いい年こいた大人がこれかよ、という感想はもちろんわかります。一方でこれはこれで楽しいんだよほっといてくれ、という気持ちも
後、ここらへんで旅費総額のバランスとっているので、その分遠征に数いけるのかなあ
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