

まだまだ暑い日が続きますが、それでも秋も感じられます。まず空が高くなった。虫の音も夏と秋のせめぎあい。ナイター中でもセミがわんわん鳴くときもあれば、鈴虫の涼しげだけどややもの悲しげな音色が球場に響き渡る時もあって、いよいよシーズン終わりを感じさせます。残り27試合、うちホームは14試合。くれぐれも後悔なきよう(主にはひいき選手の去就かなあ…)

10連敗と不調のどん底にあえいでいた我らがオイシックス。ようやく週末の楽天戦で連敗を止めました。いやーその場で立ち会った方すごい。ここまで追ってって連敗脱出の瞬間を迎えたのはまさにファン冥利につきるのでは。

もしかしたら横須賀まで引っ張るのでは、そしてワシが歴史の目撃者になる… という期待もありましたが、そこまで連敗が伸びるとさすがに勝さんの体調が心配
先発は8/13西武戦以来の小林珠。能登は本当にまだかねえ、といったところだが一方インスタで「I’ll be back soon」と発信しており、まあそのうち復帰するでしょう。
小林珠は走者は出しつつも要所はしのいでいたが、4回表二死一二塁から9番和田にレフト前にタイムリー。一点は失うも一走の三塁進塁は大川が好返球で刺し、最少失点で切り抜けた。
やや捕まり始めたのとちょうど打者二順、あるいは久々の登板ということもあってか、5回表から南波。南波は2イニングを三振3つ取って無失点で帰ってくる。さてこれが逆転の呼び水となるか。
投手陣の踏ん張りに何とかこたえたいオイシックス打線。5回まではチャンスを得点に結び付けられなかったが、6回裏。大川高山とそれぞれセンターの右左と逆らわずに流し打って、無死一二塁。6番期待の知念はさほど飛距離が出ないライト定位置のフライ。
ここで二走大川が三塁へのタッチアップを敢行。間一髪セーフ。高山もこの間二塁に進んで一死二三塁と一打逆転までチャンス拡大。これはナイストライ、ナイス走塁。このまま一死一二塁でも下位打線に廻るし、万一アウトでも二死二塁でワンチャン残る。ロッテ河村の前にまだ三塁を踏めてなかっただけに、まず三塁に進んで状況を変えたかった。
ここで打者は7番藤原。一三塁は前進守備、二遊は通常の守備位置。2ストライク取ったところで二遊も前進守備に切り替えた。藤原の打球はショート正面ゴロ。三走大川ゴロゴー。まあ普通に本塁憤死で、二死一三塁。打者片山に代打か? といったところだったが、ここでロッテ遊撃が捕手が飛びついてもなお届かない悪送球をかましてしまう。大川に続いて高山も生還し、よくわからんが2-1と逆転に成功。
このリードを7回から宮里‐牧野‐上村とつないで逃げ切り成功。楽天戦に続いて3連勝。7位マジックは昼間のヤクルトの結果も受けて21。なんかいよいよ7位が見えてきましたよ。
なんといっても今日は逆転を呼び込んで逃げ切った救援陣。南波3、宮里3、牧野3、上村1と合計10個の三振をすべて空振り三振で奪って、盤石の投手リレーだった。

特に宮里。この6回裏の逆転劇の前後。南波はまずこの回まで(でしょう)
・6回裏に追いついたら7回頭から行くのでソロっと準備開始
・チャンスが広がっていくにつれて「行くかも」と意識を高めて準備
・逆転した瞬間に行くのが確定して、一気に仕上げてマウンドに
こういった刻一刻と変わる状況に応じて準備するのは、ソフトバンクの豊富なブルペンではなかなか経験できなかった実践的ないい機会になっている、と勝手に推測しています。推測だけでモノ言うのもアレなので宮里のSB時代の登板機会を調べてるので、その辺はまた後程。
新潟野球ドットコムさんで、武田勝監督「宮里は(ソフトバンクから)来たからには使い倒すし本人も意気に感じ投げている。」と述べている通り、もう壊れない範囲でジャンジャンなげて、チームに貢献してほしい。合流して3週間半7カードで7登板。最終的に14~15試合くらい投げれれば、チームもかなりいいとこまで行きますよ。
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