

防御率は向上。なによりも四球(年換算396)、三振(年換算751)が大幅に向上している。普通この二つが向上すると失点も大幅に減るのだが、そこは(年換算645)昨年とあまり変わってない。
理由は明白でリーグ最多の90失策。昨年は112失策でリーグ6位。まあ他所とどっこいどっこいくらいの守備力からダントツ最下位に抜け出してしまいました。なので失点を年間換算すると645と昨年とほぼ変わらない。個々の選手の失策数をあげつらうのが当記事の目的ではないので気になる方はちょっとここから確認を。
投手力の向上を守備力の低下でほぼ吐き出して、昨年とどっこいどっこいというのがここまでのオイシックスのディフェンス面。

個人成績を眺めると、まずは何といっても能登の躍進が光る。まあ10勝は行ってもらわないとだが、その先15勝、さらにもっと上積みできれば… ただ防御率はこの間の西武戦でだいぶ低下してしまった。この先何度かはこういうピッチングする日もあると思われるので、二点台に収まれば上々といった感じか。
上村は昨年比で四球率は変わらずだが、三振率は幾分向上した。KK9が6.06→8.27。昨年終盤に何度か崩れたが、この調子で一年間安定して投げ続けられるか。
その他救援陣はみんないい時もあるけど悪い時もあって投げてみないと実際よくわからない、といった感じ。昨年のような三上-吉田-上村のリレー、さらにその前に西村、下川がいて、競ってれば彼らにつないで勝ちにつなげるという展開にならず、終盤戦で逆転、勝ち越し点を奪われる展開が多かった。(しいて言えば今年は登板過多になる投手が出ていないのが救いといえば救いか)
救援陣全員が何度か炎上してしまっているので、個々の防御率をきれいにまとめるというのはもう難しいだろう。なので防御率は全員頭からリセット。後半戦は一から登板試合ごとに全力で抑えた、やられた、の中で一つでもいい登板を増やすべく頑張ってほしい。
役割もクローザー上村はかわらずで、8回目黒もまだ勝さんは期待持ってると思うのですが、そこ以外は横一線かなあ。自らの登板内容次第で継投のいいポジションを勝ち取れると思って奮闘を期待したい。
先発陣も高田、安城、小林珠維といった若い投手が躍進してきた。このままローテに定着して後半戦を投げ切ることができるか。逆に現在先発を外れている牧野、笠原もまた先発に返り咲くのか、あるいは救援として新たな境地を切り開くのか注目したい。
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