上毛電鉄

桐生から高崎には両毛線でそのまま戻るのもよいが、並行して上毛電鉄という私鉄も走っているので、こちらもあわせて乗ってみた。桐生駅から5分ほど離れた西桐生駅が始発駅。

おとといの別所温泉駅に負けず風情のある駅舎。高校生は桐生第一高校の生徒。最近では前橋育英と健大高崎に押され気味だが、99年正田樹(日本ハム、ヤクルト、阪神、アルビBCなど)を擁し群馬県に初の選手権日本一をもたらした。

乗る電車は元東京メトロ車。

すれ違う電車はいずれも元京王井の頭線で走っていた車両。

地方私鉄において車両の調達は大きな課題で、たいていは大手私鉄から中古車を調達してくる。カーブなど車両サイズに制約があり、この上毛電鉄でも車両長18mの中型車しか入らない。ところが調達元の大手私鉄がどんどん20mの大型車へ切り替えを完了し、中古の中型車が出てこない事態となってしまったのだ。

「中古がないなら新車を入れればいいじゃない」とはまさにマリーアントワネット理論。それができればとっくにしてるわけで、それほど(ほぼフルオーダーな)新車の価格は高い。じゃあってことで国交省やメーカーで標準車制定の動きがないわけではないが、それすら採算に乗るほど注文がまとまらないのが現実。

上毛電鉄は中央前橋から西桐生まで25.4キロ。JR両毛線の北側を並行して走る。ほぼ1キロごと、こまめに駅を設置している。駅も立派な駅舎ではなく屋根付きの待合スペースといった感じのところが多い。

こちらも赤城山のふもとをトコトコと走る。毎日のように赤城山を仰いで、冬は「赤城おろし」と呼ばれる、乾燥した強風のからっ風を受けて暮らすのと、雪国の暮らしとではそれは性格形成に大きく違いが出てくるだろうなあ…

所要52分で、終点中央前橋着。この区間JRだと所要約30分。運賃は上毛690円に対し、JR510円。通学定期だともっとJRとの差が広がる。

それにしてもこの駅はいいですね。キッチリ線路が行き止まりになってて、階段を使わずに改札口と出入りできる。典型的な地方私鉄のターミナルって雰囲気がプンプンしてます。

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